身体の二大蝶番(ちょうつがい)その2 肩甲骨を動かす 肩こり、四十肩五十肩の予防・改善
「肩甲骨動かせますか?」
股関節と肩甲骨は、言うなればからだの二大ちょうつがい、この二つを回すとからだがほぐれます。首や肩、腕など上半身に不調を抱えている方の共通点は肩甲骨が背中に張り付いて動かないこと。
肩甲骨は姿勢の悪さや身体の使い方の癖の影響を受けやすく、その分筋肉が縮んだりねじれたりしやすい場所。まずは自分の肩甲骨を動かしてみて下さい。大きくゆっくり回せばいいだけですが、慣れないと結構難しいかもしれません。私の腱引き我孫子道場では肩周りの施術の前に、ご自分で肩甲骨を回して動かして貰いますが、見ていると左右同時に固まって動いてしまう人がいます。下手な人は外側だけで動いていて、中が揺れていない。この「中から揺れる感覚」があるのと無いのとでは、全然違います。
「肩甲骨ぐるぐる回し♪」
肩甲骨を回すというと、腕を回してしまう人がいますが、そうではありません。背中に羽が生えていると思って、その羽を動かすようにぐるぐる回します。プロ野球を見ていると、良いピッチャーというのはやはり肩甲骨で投げている。肩甲骨が、ぐるんぐるんと回っていて、それでしなやかに投げられる。
水泳選手のクロールをみても、肩甲骨を実に柔らかく回しているのが分かります。何よりも、肩甲骨全体を柔らかく大きく動かすと呼吸が深くなります。肩甲骨の前には呼吸の臓器「肺」があります。肺は膨らんだり縮んだりしながら息の入れ換えをしています。肩甲骨が固まっていると肺の動きを制限し、妨げてしまいます。肩甲骨をぐるんぐるんと回して呼吸を大きく入れ換えてみましょう。
腱引きの施術の後、セルフケアのご指導をしていますが、そのうちの一つを紹介します。
「エルボーサークル-肘を立てて」
①左手の指を胸に立てて肘(ひじ)を引き上げ、耳の横から後ろへ大きく回転させる。動かせる範囲いっぱいまでゆっくり行う(イラスト参照)
②反対側も同様に行う
腱引きの「肩甲骨剥がし」を受けた後に、このエクササイズをやると、機械に油をさしたように「グルングルン」笑っちゃうくらいに気持ちよく肩が回ります(*^^*)
肩甲骨、肩回りの困ったには腱引きがオススメです♪
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