日本の伝統療法 腱引きが学べる 身に付けられる伝承会(腱引き我孫子道場)
腱引きの技術を学べる研修会、埼玉県大宮(大宮駅)で毎月第一日曜日に開催される埼玉伝承会に参加しました。
今回は受講生7名とそれをサポートするインストラクター、腱引き師16名が参加、活気溢れる研修会でした。
腱引きは一般の方からプロの治療家、アスレチックトレーナー、ボディワーカー、ヨガやウォーキングのインストラクター、バレーやバスケ、サッカー等球技のコーチ、マラソンランナーやスキー選手など競技者(アスリート)まで様々な職業、経歴をお持ちの方達が学びに来ています。
前半は創始者小口昭宣先生の講義。西洋医学と東洋医学の診断法について考察、腱引きの成り立ち、歴史と変遷について詳しい説明がありました。
「腱引き」は幻の治療術。途絶えてしまっていたこの技術を創始者小口先生が発掘しその高い技術を伝承者から受け継ぎ、長い時間をかけて技の有効性を再現、現代解剖学から理論を裏付け編纂し、現代に甦らせた日本の伝統療術です。この手技療法の技術はぎっくり腰や五十肩、膝の痛みや寝違えなどの生活習慣から起きる症状の解消からバネ指や捻挫など難治性の疾患に対しても改善率が高く、治らず困っている大勢の人達に希望の光を照らしています。「腱引き」元々は武術の活法・手当術(治療法)です。昔の武術には殺法(敵を倒す技術)と活法(負傷した怪我や病気を治す技術)がありました。両者とも江戸時代には様々な流派がありましたが明治、大正、昭和と時代の変遷と武術の衰退と共に廃れてきてしまい現在に至ります。
現在確認出来ている古い文献の中に腱引きについて書かれた書物が残っています。約275年前(江戸時代中期)に書かれているこの書物、暗号のように書かれていて、ただ見ただけではさっぱり分かりません。その内容は数名の限られた人だけに「口伝」で伝えられていました。(口伝=人が直接一対一で言葉で伝える方法)
殺法も活法も流派の師範は「重要な技術」は誰にでも教えず、選ばれた少数の精鋭だけに秘匿されて伝えられていました。しかしながら人は必ず死にます。書物には残さず、一子相伝に近い形で人を介して伝えられた技術はやはり長い歴史の中では途中で途絶えてしまい、失伝してしまいます。腱引きが「幻の療術」と言われる所以です。私は腱引き我孫子道場という腱引きの施術院を運営しています。一度失われかけた日本の伝統療法を受け継ぐことが出来て本当に幸せです。
今回は「基本上級施術士」を受講する生徒さんのご指導を担当しました。基本一級二級の基本技術に加えて、下肢(大腿〜膝)の施術について実技をマンツーマンでレクチャーしました。人に教えることはとても勉強になります。教わる立場から教える立場へ。まだまだ勉強することが山程あります。
「今日よりも明日はもっと良くなる!」
落合の生活信条です♪
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