鈴木春信 男女の恋を描かせたら天下一品!浮世絵の先駆者
千葉市美術館で開催の「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」に行きましたー!
鈴木春信は錦絵(浮世絵)誕生の時代(1700年代後半1760年〜)に第一人者として活躍した浮世絵師。
それ以前の錦絵は赤黒の単色刷りだったのに対し、春信が活躍する頃から多色刷り(カラー)が主流になり、さらに表現が豊かになりました。春信は浮世絵収集歴30年の落合が最も好きな浮世絵師です。
浮世絵と言えば「葛飾北斎」「安藤広重」「喜多川歌麿」「東洲斎写楽」あたりが有名どころですが、彼らが活躍するのは春信から30〜50年ほどあとになります。
その表現方法や技法は後の浮世絵師達に多大な影響を与えています。残念ですが、鈴木春信の浮世絵の8割は海外に流出。(特にアメリカ、ボストン美術館が所蔵する春信のコレクションは門外不出として有名)国内での春信の展覧会がほとんど開催されない理由です。
今回は約150点の春信の作品で構成されていて、国内でこれだけの規模で開催されることは、今後は恐らく当分は無いだろうと思います。それだけ春信の浮世絵は希少な作品なのです。
千葉市美術館は今日10/23で終了ですが、その後名古屋(名古屋ボストン美術館11/3〜)→大阪(あべのハルカス美術館2018年4/24〜)→福岡の美術館へ巡回します。見逃した方、浮世絵が好きな方は、必見です!
是非機会を設け、鑑賞されてみて下さい。