夏バテに効く!夏の疲れに不足しているビタミン補給
強い陽射しに照りつけられ、蒸し暑い熱帯夜で眠りも浅く、冷房で更に具合が悪くなる。
まだまだ続く残暑の中では、放っておくと疲労が蓄積していきます。
こういう状況で特に多く消費される栄養素は「ビタミンB1、イノシトール、パラアミノ安息香酸、ビオチン、パントテン酸」です。
いずれもビタミンB群で、これを補わないと「でれーん」として力が入らない状態、いわゆる夏バテに陥りやすくなります。
これら全てを豊富に含んでいる食品が「ビール酵母」です。
ビール酵母はビール工場でビール製造に使われた使用済みの生きた酵母を殺して乾燥させたもの。
ビール製造の副産物として作られるので、きわめて原価が安くリーズナブルで家計に優しいのも優れた特徴です。
ビタミンB12を除くビタミンB群の主なビタミンを全て含んでいるだけでなく、50%がたんぱく質と言う高蛋白質食品なのです。(牛肉は16%)
ビール酵母には14種類の必須アミノ酸が含まれており、そのなかで特に重要性を持つのが「クローム」で、GTF(Glucose Tolerance Factor)耐糖因子と呼ばれる化合物の形で存在しています。
血糖値を正常値に維持するように働く役割があり、低血糖や糖尿病の人、甘いものをよく食べる人には欠かせないミネラルです。
また、ビール酵母が含むもう一つの重要なミネラルは「セレニウム」で、クロームもセレニウムも現代の高度に加工、精製されてしまっている食品からは大幅に失われてしまっている微量元素です。
セレニウムはビタミンEと協同して働き「抗酸化の作用」を行うミネラルです。
酸化によって引き起こされる老化や、組織の変性を防いでくれる。(ガンの予防、太陽光線(紫外線)からの皮膚の防御 等々)
ビール酵母の唯一の欠点は、カルシウムに比してリンの量が多いこと。
そのため、高カルシウム食品との食べ合わせが必要になります。
牛乳やちりめんじゃこ、丸干しのいわし、あるいはカルシウムのサプリメントなどを同時にとると良いと思います。
(ちなみに私は煮干しをオーブントースターで軽く焼いたものをカルシウム源として毎日食べています。)
ビール酵母はマツキヨなどドラッグストアーで入手出来ます。
武術から生まれた身体調整法で根本治療
腱引き療法とリンパ活性整体
我孫子整体治療院 院長 落合俊充